インターネットが生活の一部として根付いたこともあり、気軽に利用できるようになった出会い系サイト。
出会い系サイトは20年以上も前から存在していたことはご存知でしょうか?
当時は、個人のインターネット利用が始まった「ネット」草創期です。
ご近所づきあい、井戸端会議、友達や仲間探しのような、個人間のコミュニケーションができる場をインターネット上に作り出し、新たなネットの使い方、楽しみ方を提案する目的が主でした。
現在ではスマホでアプリをインストールするだけで誰でも簡単に出会いが探せる場として認知されていますが、始まりは僕達が知っているような出会い系サイトよりもはるかに簡素なものでした。
ここでは、出会い系サイトの歴史について紹介していきます。
出会い系サイトの歴史はネット時代の到来から
出会い系ブームの火付け役は、「スタービーチ」というサイトです!
このサイトこそが出会い系サイトの原型といっても間違いないと思っています。
このご近所さんは、PCで使う前提で作られていました。90年代半ば、携帯電話が広く普及し始めた頃ですが、まだ携帯電話でインターネットに繋がる時代ではありませんでした。
ネット社会の普及により、この「スタービーチ」は出会い系サイトの歴史に名前を残すサービスとなっています。
スタビの特徴は、メールアドレスだけの簡単な登録で誰でも利用できるその手軽さです。掲示板からサイトを経由して相手にメールが届くシンプルなシステムです。気軽に使えるので、利用者も急増していきました。
とはいえ、スタビの登場によって今の出会い系サイトやマッチングアプリが作り上げられたことには間違いありません。
スタビは無料で利用できること、そして面倒な会員登録なしで掲示板に書き込めることが何よりの魅力でした。このスタビの人気にあやかり登場したのが有料の出会い系サイトです。
出会い系サイトの歴史は携帯電話の普及と共に市民権を得る
携帯電話の普及によって、出会い系サイトも存在感を出していきます。
いつの時代も男女の出会いに結び付けて、新たな商売は生まれていきます。
今では特別な存在ではありませんが、昔はこの有料出会い系サイトの被害にあった方々も結構いたようです。
有料出会い系サイトの料金は今と違って法外なものでした。何でもそうですが、その黎明期には運営側が儲かるという仕組みです。
仕組み自体は、今ある有料出会い系サイトと同じですが、当時は有料というだけで「良い出会いがありそう」、「本当に出会えそうだ」というイメージがありました。
また、このシステムを利用してさらに儲けようと!運営側の悪巧みで誕生したのがサクラです。出会い系サイトのサクラが最もこの表現に合いますね。。
有料出会い系サイトが増えた2000年代前半からサクラ被害に遭う人が急増していきました。
いつしか、「有料の出会い系サイトはサクラばかりで会えない」という認識が広まっていくようになりました。
さまざまな問題を抱えながら法規制ができました。
出会い系サイト=援助交際の場という事実から年齢確認などの規制が設けられるようになりました。
出会い系サイトの歴史はスマホ時代に人気爆発!
スマホが普及し始めて、出会い系アプリやマッチングアプリも普及するようになっていきました。
アプリも凝ったデザインのものが沢山登場してきました。サイトもクオリティ重視になり。
見た目のお洒落さで利用者も使うサイトを選んでいきます。
出会い系サイトの歴史:まとめ
スマホの登場によりガラケー時代にブームとなった掲示板型の出会い系サイトは衰退していきました。
スタビからの系譜を継いだ、エキサイトフレンズは今も活動していますが、2022年春に残念ながら終了してしまいます。
これから、スマートフォンに特化したマッチングサービスが隆盛を極めていきます。